第12回 科学技術人材育成シンポジウム報告
第12回 科学技術人材育成シンポジウム
~初等中等教育からリカレント教育まで~ (2021年11月26日オンライン開催)

 日本工学会の科学技術人材育成コンソーシアムとCPD協議会が共同して日本工学会公開シンポジウムを開催します.周知のように近年の我が国における研 究力・イノベーション力の停滞、さらには低下は深刻な状況となっています。この様な状況を打開するための長期的な重要施策の一つは「人材育成」である ことは論を待ちません。
そこで今回は、初等中等教育におけるSTEAM(Science, Technology, Engineering, Arts, and Mathematics)教育、職業人のためのリカレント教育 ・CPD(Continuing Professional Development)活動をテーマに取り上げ、我が国の産業競争力を維持・発展させ、科学技術立国の将来を担う科学技術人材 ・工学人材を育成するために必要なことは何かについて議論を深めました。
シンポジウムの開催結果
開催概要
日 時:2021年11月26日(金)13:00~15:00
場 所:オンライン(Zoom会議)
主 催:日本工学会CPD協議会、科学技術人材育成コンソーシアム
講演等概要(講師等の敬称略)

■総合司会:石原 直 (CPD協議会副会長)

■開会挨拶:岸本 喜久雄 (科学技術人材育成コンソーシアム代表)
  1. 講演 Chair 高木真人CPD協議会副会長
    • 「STEAM教育の現状と課題」
      講師:藤井輝夫(COCN STEAM教育プロジェクト/東京大学総長)
    • 「学協会の人材育成の取り組みについて」
      講師:廣瀬壮一(コンソーシアム副代表/東京工業大学)
      荻窪光慈(コンソーシアム部会主査/埼玉大学)
      科学技術人材育成コンソーシアムが、日本工学会正会員等からこれまでに 提供頂いた人材育成および教育支援に関する情報の取りまとめについて報告するとともに,教育支援に関する具体的な活動例を紹介します。
    • 「産業界におけるデジタル人材育成について」
      講師:岡田隆太朗 (一般社団法人日本ディープラーニング協会理事/事務局長)
      より良い社会(Society5.0)の創出に向け、「デジタルを作る人材」だけでなく 「デジタルを使う人材」の育成が重要になってきています。ディープラーニングを中心とする技術による日本の産業競争力向上を目指すJDLA(日本ディープラーニング協会)が取り組む人材育成活動についてお話しします。
  2. 意見交換 モデレータ 高木真人CPD協議会副会長
         江村克己(学びのイノベーションプラットフォーム/NECフェロー)
         廣瀬壮一、荻窪光慈、岡田隆太朗

■閉会挨拶:石原 直(CPD協議会副会長)

以上

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